Work![Crime1 defend] 第4章「感謝」
CAST
カイル(♂)
リム(♀)
スタッフ(♀)
キャラクター設定
[ ]はSE及び状況です。参考にして演じて下さいませ。
第4章「感謝」
-----20XX/10/18 06:18PM-----
[ホテルの部屋に入るカイルとリム]
[リムはベッドに倒れこむ]
[カーテンを閉めるカイル]
001 リ ム「カイル…さっきのって……。」
[起き上がりカイルを見るリム]
002 リ ム「ねぇ、カイル……
ちょ…ちょっとカイル!血、血が出てる!」
003 カイル「ん?」
[頬に触るカイル]
004 カイル「あぁ…。」
005 リ ム「あぁ…って……こっちに座って!」
006 カイル「かすり傷だ。大したことない。」
007 リ ム「早く。」
[カイルを押し、ベッドに座らせるリム]
008 リ ム「え〜っと…救急箱…どこかなぁ?」
009 カイル「俺のことは気にするな。」
010 リ ム「駄目!放っとくと悪くなっちゃうよ!」
[手当てを始めるリム]
[リムを見つめるカイル]
011 リ ム「消毒っと……」
012 カイル「つっ…。」
013 リ ム「ご、ごめん!」
014 カイル「…いや。」
015 リ ム「えっと…ガーゼよね?ガーゼガーゼガーゼ……。」
[何枚ものガーゼを重ねるリム]
016 リ ム「よし出来た!こういうの初めてだけど、いい感じじゃない?」
017 カイル「………」
018 リ ム「ん?どうしたの?」
[ガーゼの山を外すカイル]
019 リ ム「ちょ〜っとぉぉぉ!」
[傷テープ1枚を取り出し、自分で処置するカイル]
020 リ ム「……悪かったわね、下手くそで…。」
[ゆっくり顔を上げるカイル]
[カイルの顔は涼しげに微笑んでいる]
021 カイル「いや…ありがとう。」
022 リ ム「う………うんっ………。」
023 カイル「……どうした?」
024 リ ム「……ううん?何でもないよ?」
025 カイル「そうか。」
[カイルの顔はいつもの表情に戻っている]
026 リムM「………また、笑わないかな…。」
-----20XX/10/19 07:59AM-----
[寝ているリム]
027 リ ム「すぅ…すぅ……。」
[モーニングコールが鳴る]
028 リ ム「んぅ………。」
[リムは手探りで電話を探す]
[ふいにコールがやんだ]
[携帯で電話をしているカイルの声が聞こえ、離れていく]
[ドアが開き誰かが入ってくる]
029 リムM「コーヒー……いい香り…。」
[起き上がるリム。目の前には朝食があった]
030 スタッフ「おはようございます。リム様。」
[バルコニーからカイルの声がする]
031 カイル「もういい。ありがとう。」
032 スタッフ「はい。ごゆっくりお召し上がりくださいませ。
失礼致します…。」
[スタッフが出ていく]
[同時にカイルが部屋に入ってきた]
033 カイル「おはよう。」
034 リ ム「お、はよう…。」
035 カイル「眠れたか?」
036 リ ム「…うん。カイルは?」
037 カイル「あぁ…。」
[ベッドの端に座りカイルを見上げるリム]
038 カイル「朝食はこれでよかったか?」
039 リ ム「うん、サンドイッチ好き。ありがとう。」
040 カイル「そうか。よかっ…た…。」
[リムが座っているベッドに倒れこむカイル]
041 リ ム「ちょっと…ちょっとカイル?」
[返事をしないカイル]
042 リ ム「カイル…ねぇ、カイル…。」
[カイルの身体を揺するリム]
043 リ ム「返事してよ、カイル!」
[カイルに顔を近づけるリム]
044 カイル「すぅ……すぅ……。」
045 リ ム「カイル……寝てる?
なぁんだぁ。びっくりした〜。
もうっ!眠いなら眠いって言えば……」
[ハッとするリム]
046 リ ム「もしかしてカイル…私が寝てる間ずっと……。」
[微笑むリム。寝ているカイルに向かって]
047 リ ム「カイル……ありがと…。」
[カイルにシーツをかけ、静かに朝食を食べるリム]
第5章へ…。
台本置き場へ…。
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