Work![Crime1 defend] 第6章「変化」
CAST
カイル(♂)
リム(♀)
ザン(♂)
秘書(♀)
キャラクター設定
[ ]はSE及び状況です。参考にして演じて下さいませ。
第6章「変化」
-----20XX/10/19 01:47PM-----
[カイルの携帯が鳴る]
001 カイル「俺だ…。」
002 ザン(電話)「兄貴?今どこに?」
003 カイル「たった今チェックアウトした。」
004 ザン(電話)「分かった。迎えがそろそろ着くと思う。」
005 カイル「あぁ、それじゃ…。」
[携帯をしまうカイル]
006 リ ム「誰から?」
007 カイル「ザンだ。今から迎えが来る。」
008 リ ム「あぁ……あの人。私……苦手。」
009 カイル「…そうか。」
010 リ ム「カイルを連れてきたのもあの人よね…。
カイルとあの人って……どういう関係なの?」
011 カイル「……弟だ。」
012 リ ム「え〜!?……全然似てな〜い。」
013 カイル「そうか?」
-----20XX/10/19 02:21PM-----
[車が止まる]
[エレベーターの音]
[エレベーターの中]
014 リ ム「これから何するの?」
015 カイル「お互いの中間報告ってとこか。」
016 リ ム「何でわざわざ会う必要があるの?
さっきの電話で言っちゃえばよかったのに。」
017
カイル「誰が聞いてるか分からないからな。
ここが完璧かというと…そうともいい切れないが……。」
018 リ ム「……そんなの、どこでも変わらないじゃん…。」
019 カイル「……まぁ、そうだな。」
[リムを見るカイル]
020 リ ム「なっ、何?」
021 カイル「いや、実はもっと遊びたかっただけじゃないかと思って。」
022 リ ム「ちっ、ちがうもん!別にそんなんじゃ……ないもんっ。」
023 カイル「……そうか?」
024 リ ム「そ、そうよっ。」
[エレベーターが止まる]
[ドアが開くとザンの秘書が待っていた]
025 秘 書「お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ。」
[廊下を進む3人]
[周りを見回すリム]
026 リ ム「何かすっごぉ〜い……。」
[何もない所でつまずくリム]
027 リ ム「うわぁ〜っとっと…。」
028 カイル「!?」
[カイルの胸にぶつかるリム]
029 リ ム「うっ……ぷぅ…。」
030 カイル「……何やってんだ?」
031 リ ム「…あは。足がもつれちゃった…。」
[リムをしっかり立たせるカイル]
032 カイル「……ったく。」
033 リ ム「あはは……。」
[カードキーを通す音]
034 秘 書「どうぞ。」
[部屋に入る二人]
[立ち上がるザン]
035 ザ ン「待ってたよ。」
036 カイル「悪い…少し遅れた。」
037 ザ ン「いや。座って。」
038 カイル「あぁ…。」
[カイルはザンの正面に、リムはカイルの隣に座る]
039 リムM「…カイルとこの人が兄弟……。似てなくもないけど…。」
040 ザ ン「………慣れた?」
041 カイル「………それより、そっちはどうなんだ?」
042 ザ ン「あぁ……昨日兄貴達を襲った奴らは…。」
043 カイル「ストリート(キッズ)だな。」
044 ザ ン「そうか……無関係だな。」
045 カイル「分かったのか?」
046 ザ ン「タランチュラ……奴らが動いてる。」
047 カイル「……そうか…。」
048 ザ ン「身体のどこかにタトゥがあるはずだ。」
049 カイル「……分かった…。」
[立ち上がるカイル。それを見てリムも立ち上がる]
050 ザ ン「これからどうするつもり?」
051 カイル「………」
052 ザ ン「……ごめん、余計だった…。」
053 カイル「………行くぞ。」
054 リ ム「あ…う、うん。」
[部屋を出るカイルとリム]
[ドアが閉まる]
055 ザ ン「兄貴……気を付けて…。」
[遠くなっていく二人の足音]
056 ザンM「余計だ…本当に……。
俺だって、自分の仕事は口出しされたくない…。誰も…信用しない。
仕事をしてる兄貴と話せるのは依頼人だけ……。」
[ぐっと上を見るザン]
057 ザ ン「…俺……嫉妬してんのか……。」
第7章へ…。
台本置き場へ…。
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